


(NHK) 台湾の高校生たちが日本語研修のために南三陸町を訪れ、東日本大震災について学んだほか、地元の高校生たちと三味線の演奏などを通じて交流を深めました。
南三陸町を訪れているのは、台湾の高校の生徒らあわせて16人で、日本語研修の一環として、13日から町内に滞在しています。
14日は、町内の震災伝承施設、「南三陸311メモリアル」を訪れ、職員から町内では震災で831人が犠牲になったことなどの説明を受け、震災の記憶と教訓について理解を深めました。
このあとは、南三陸高校を訪問し、地元の高校生たちを前に練習してきた日本のロックバンドの曲にあわせたダンスと歌を披露しました。
さらに、情報ビジネス科の生徒からドローンの操作方法を教わったほか、三味線の授業も体験し、「さくらさくら」の演奏に一緒に挑戦するなどして交流を深めていました。
台湾の高校1年の女子生徒は「みんな優しく歓迎してくれました。もっとスムーズにコミュニケーションできるよう日本語を上達させたいです」と話していました。
台湾の高校生たちは今月24日まで、南三陸町を中心に県内に滞在し、民泊先での生活や地元の高校生との交流を通じて、日本語や日本文化への理解を深める予定です。