台北の繁華街、西門町を訪れた八重山の高校生たち=29日午後
(八重山每日新聞/松田良孝報導) 八重山の高校生10人が26日から姉妹都市の蘇澳鎮や花蓮市を訪れ、同世代の若者と交流した。29日は台北市内で繁華街の西門町などを訪れた。八重山広域市町村圏事務組合の八重山台湾国際交流派遣事業。異文化交流などを通じて、国内外で活躍できる人材の育成に寄与する目的。
10人は、いずれも高校に当たる花蓮高級中学と蘇澳高級海事水産職業学校で交流。夜市などで現地の生活文化を体験した。
食文化への興味から参加した八重山高校1年の漢那愛華さん(16)は、独特のにおいで知られる臭豆腐について「味は普通なのに、においがするというだけで好き嫌いが分かれる」と感想。貧困対策など国連のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みにも関心を持ち、「大学ではフィリピンや台湾などで英語を学び、国際的に活躍できる栄養士になりたい」と話した。
八重高3年の今井乃渚さん(18)は「現地のコミュニティーに属していれば、レアな話ができるのではないか」と台湾への大学進学に興味を持つ。8月には、台湾でサマースクールにも参加しており、今回の交流では「台湾の高校生は英語などの能力が高い感じがした。内向きの考えになりがちなところがあるので、台湾で視野を広げられたら」と話した。
野球部に在籍していた八重山商工高校3年の田盛崚大さん(18)は、スマートフォンの翻訳アプリや簡単な英語でコミュニケーションを楽しんだ。「台湾の野球部でもドジャースや大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸が話題になっていた。日本のプロ野球では日本ハム。なぜなら、陽岱鋼や王柏融が在籍していたから」と話した。
八商工2年の西表永莉さん(16)は授業で身に付けた中国語を使い、花蓮市の屋台で小籠包を注文した。「屋台の人は途中から簡単な日本語を使ってくれて、うまく買うことができた」と充実した表情だった。
八重山農林高校2年の志田奏琉さん(17)は、小学生のときにホームステイを通じて友人になった蘇澳水産校1年の王泓閔さんと再会を果たした。同組合によると、同校はテスト期間に当たり、生徒の交流は限られたものだったが、志田さんがフェイスブックで王さんに今回の訪問を伝えたところ、学校側の計らいで王さんが交流に参加することになった。