南部・嘉義市で16日、恒例の国際ブラスバンドフェスティバルが開幕。同日行われたパレードでは日本の高校や中学校6校の部活動を含む53団体が市内を練り歩いた=嘉義市政府提供



(嘉義中央社)南部・嘉義市で恒例の国際ブラスバンドフェスティバル(嘉義市国際管楽節)が16日、開幕した。同日行われたパレードでは習志野市立習志野高校吹奏楽部(千葉県)など日本の高校や中学校6校の部活動を含む53団体が市内を練り歩き、沿道に集まった観衆にマーチングやカラーガードなどのパフォーマンスを披露した。

イベントは1993年に始まり、今回で31回目。同市の黄敏恵(こうびんけい)市長は開幕式であいさつし、毎年国内外から多くの優れた団体が参加しており、同市はブラスバンドの憧れの地としての地位を既に確立しているとアピールした。



日本からパレードに参加した茨城県立大洗高校のマーチングバンド=16日、嘉義市で黄国芳撮影
 


日本からパレードに参加したのは同部の他、かえつ有明中・高校(東京都)、茨城県立大洗高校、関東学院高校(神奈川県)、京都両洋高校、滝川第二高校(兵庫県)の吹奏楽部やマーチングバンド部。これに加え台湾各地からは、幼児から高齢者まで幅広い世代の団体が参加した。

イベントは来年1月1日まで。期間中は同市音楽ホールや市内の公園などを会場に、台湾や日本、香港、マカオ、マレーシアの団体による演奏や演技が繰り広げられる。